つぶやきNO13

2007/02/28

皆様

この「つぶやき」は、
国際理解教育情報センター代表藤井誠が、
名刺交換をさせていただいた方に、Bccで送信させていただいています。

日頃の雑感を中心に、
活動状況を交えて発信しています。

つぶやきNO13

先週末は、久し振りに石川県・金沢市に行って来ました。
総合型地域スポーツクラブ・クラブマネージャー研修会の講師です。

現在、社会体育の分野は、民営化に一直線です。
その担い手が「総合型地域スポーツクラブ」です。

私は、石川県・かほく市の総合型地域スポーツクラブ「クラブレッツ」アドバイザーをしています。
お陰さまで、全国2500強のクラブの中から、
スポーツクラブ紹介ビデオ団体として選出されました。
嬉しい限りです。

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、
これまで社会体育は、行政の社会体育課が主催する、
社会体育施設を管理運営する外郭団体が提供する。
そしてお抱え団体と言われる、行政が事務局を担う団体が、行政の補助金により取り組む。

以上95%は、行政主導で取り組まれて来ました。
残りの5%は、民間のフィットネスクラブ系です。

この方式だと、行政の財政状況でスポーツ環境が大きく左右されます。
懐が、行政一つなのですから、そうなりますよね、、、、。

総合型地域スポーツクラブは、
地域の総合力、すなわち行政、住民、団体、企業、大学等のパートナーシップにより、
みんなで参加し、恊働しながら取り組む方法です。

さて、今回のクラブマネージャー研修会は、
大きく4つの講義をしました。
その概要を紹介します。

(1)クラブマネジメントにおける基礎知識とスキル
スポーツクラブで、最も大切なこと。
それは、スポーツクラブは、スポーツを推進するための方法論であること。

なぜスポーツに取り組むのか、
スポーツに取り組むことによりどんな地域にしたいのか、などなど、
しっかりとした哲学を持つことが大切です。

こうした考えがあって、その上でどんなスポーツクラブづくりをするのか、
具体的な内容が決まります。

二つ目は、あたかもスポーツクラブは、施設を有して事務局、有給常勤職員が居ないとダメ、
始めから沢山のプログラムがないとダメだ、
既存のスポーツ団体の再編成だ、などなどの固定概念があります。

こうした固定概念を捨てて、
地域事情に合ったスポーツクラブづくりに取り組むことです。

最後に、スポーツクラブは、多様な参加と恊働による取り組みが大切です。
そこでNPOによる運営が効果的です。
NPOマネージメントの習得はもちろんですが、
NPOとは何か、非営利の意味、考え方などの理解を広めることが必要です。

(2)組織マネージメントとボランティアの育成と活用について
一般的にNPOには、任意団体と法人格を有するNPO法人があります。
(広義的には、学校、病院、社団法人、財団法人等も含まれる。)

NPO法人は、法人格を取得した段階で、企業と同じような性格となります。
従って、しっかりとする分、規約変更や事業変更などに手続きが必要となります。

先ずは、任意団体からスタートして、
組織や運営がしっかりしてきた段階で法人化することが、意外と動き易いと思います。

組織づくりは、財源構成や事業内容などに大きく関係があります。
形式主義(旧来方式)で組織化すると、会費、寄付金、補助金などの面が強くなる一方、
事業のレベルに問題が生ずるケースが大半です。

実質主義で行くと、助成金や委託金、収益金などの獲得面で実力を発揮できますが、
まだまだNPOに対する理解や信頼が確立されていないことから、
あの団体は危ない、怪しい団体などと警戒されることも少なく有りません。

私は、形式主義と実務主義をバランス良く考えた組織づくりが大切と思っています。
比率は、地域の特性で決まって来ます。

次に、ボランティアですが、ボランティアは基本的に無報酬です。
すなわち、無報酬なので責任はありません。

リスクや業務内容に責任を持つのは、
報酬により働くスタッフと呼ばれる人たちです。

あくまでもボランティアは善意で、
時間と労力を提供することが中心です。
過剰な期待などを抱かないことが鉄則です。

期待して、裏切られると腹が立ちます。
また頭に来ます。
来て頂いた、手伝って頂いたことだけで、ラッキー!、てな感じで考えることが大切です。

必要があれば、しっかりと経費を払って、
責任を持った業務をしていただくことです。

また、ボランティアをいつまでも単純作業の手伝いとして扱っていると、
裾野は広がりません。

本気でやりたい人はスタッフとして登用していくなど、
次のステップに進める広がりを持たせることも大切です。

最後に、組織メンバーは入れ替わることも重要です。
いつも同じ人だけの集まりでは形骸化します。

入れ替わるとは、決して辞めると言う訳ではく、
いろいろな人が、いろいろな立場で活動できる工夫をすると言うことです。


長くなって来たので、
今回はここまで、続きは次回にします。

国際理解教育情報センター
代表 藤井 誠

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